カオダイ 教寺院
ホーチミン市から北西約100kmのタイニン省
カオダイ教はゴ・ミン・チェンによって唱えられたベトナムの新興宗教です。信者数は約300万人。カオダイ教最大の特徴は宗教の混合です。ゴ・ミン・チェンは五教(キリスト、仏教、儒教、ヒンズー教、道教)の教えを土台としたことから「カオダイ(高台)」の名がつきました。総本山はホーチミン市から約 100kmのタイニン省にあり、タイニンの 7割の人間がカオダイ教の信者だそうです。
孔子、老子、釈迦、キリスト、ムハンマド、ソクラテス、李白、トルストイ、ヴィクトル・ユーゴーなどを聖人や使徒として、崇拝の対象にしています。
集団礼拝は日に 4回行われてます。時間は、0時、6時、12時、18時。階段上の両脇に回廊があり、礼拝中、観光客は自由に見学することが出来ます。
礼拝参加者は全員ベトナムの民族衣装であるアオザイを着ています。アオザイには白、赤、青、黄色があり、信者が着ているのは白。他の色付きアオザイを着ている人は僧侶です。仏教でいうところのお坊さん。色分けには意味があって、赤が儒教、青が道教、黄色が仏教の僧侶だそうです。1つの宗教の中にいろんなジャンルの坊主がいるっていうのは凄く不思議。まさに、宗教の混合。
グーグルマップ: カオダイ 教寺院
日本ではほとんど知られていない宗教だが、ベトナムでは有名。特に本拠地であるタイニン省の人口の7割が信者であり、世界に300万人の信者がいるとされている。新興宗教としてはかなり大規模な教団の一つに数えられる。
絶対の存在である「カオダイ」を信仰するが、世界5教である「儒教」・「道教」・「仏教」・「キリスト教」・「イスラム教」の教えを土台として、古来精霊崇拝を取りこみ、多くの聖人や預言者らを教祖として祀ってもいる。
門戸の広さと複雑さの両方を持つカオダイ教は、ベトナム戦争中には巨大な武装集団として発展し、ベトナム独立のために戦った。一時は、国を舞台とする権力争いの渦中の中心集団でもあったほどだという。
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